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いよいよ14時からZoomを活用したオンライン研修会が始まります。

午前中に参加方法等の確認メールを事務局からお送りしたのですが、「メールが届いていない」というお問い合わせが多数きております。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

現在事務局スタッフが対応にあたっておりまが、まだメールが届いていない方は、以下の手順でご確認いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

①今回参加者の先生方に一斉送信という形でメールをお送りしています。その関係もあり、迷惑メール扱いになり、ゴミ箱の方にメールが入っている可能性があります。お手数ですが、ゴミ箱の方をご確認ください。

②それでもメールが確認いただけない場合は、くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会
問い合わせ:
ud_kumamoto@outlook.jp
事務局担当:山田光太郎 (熊本市立日吉小学校)まで連絡をください。

おはようございます。

現在熊本県の球磨川では、球磨郡球磨村大字渡地先(右岸)付近において 氾濫が発生しており、避難指示も出されるなど、予断を許さない状況が続いています。
今後しばらくこの雨が続く予報もでています。周辺にお住まいの方々は、十分に気をつけられて下さい。

以下事務局からの連絡です。

本日のオンライン研修会は予定通り行います。
また、本日午前中に、参加申し込み頂いた方々のメールアドレスの方に、事務局からのお知らせと事前配布資料を送っております。
ご確認下さい。

最終的に260名を超える方々に参加申し込みを頂いております。初めての取り組みですが、参加頂いた方々と共に学びの多い研修会となればと思います。
どうぞよろしくお願いします。

令和2年7月4日(土)に予定しております、くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会オンライン学習会 【 授業UD × コロナショック】は、6月26日現在214名の申し込みを頂いております。たくさんのお申し込み、ありがとうございます。

ありがたいことに、大変規模の大きい学習会となることから、当日様々なトラブルが起こることも想定されます。そこで、当日接続がうまくいかなかった場合や、急にスケジュールが合わなくなってしまった方のために、当日の学習会の内容の見逃し配信(終了後1週間限定)を行いたいと考えております。

事前に学習会に参加申し込みをされた方には、学習会終了後にメールで見逃し配信用のYouTubeアドレスをお知らせしたいと思いますので、必要に応じてご活用ください。なお、見逃し配信では質疑応答はできませんので、ご了承ください。

まだ参加申し込みをされていない方は、ぜひお申し込み頂き、当日はたくさんの方々と学びを共有できればと思います。

申し込みはこちらから(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/876aad055a717b40da3f5e4590ae93ba/ 

3月からの長期休校以来、 熊本市ではタブレットによるオンライン授業や地元テレビ局とのコラボによる学習番組の放送など、全国でも先駆的な取組を続けてきました。くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会(授業UD学会熊本支部)のメンバーは、授業UDの視点を活かしながらオンライン授業づくりや学習番組の収録など、 学校内外で活動してきました。今回は、UD熊本のメンバーから長期休校期間の取組や成果について実践報告をし、それを踏まえたポスト・コロナ時代の学校における授業UDの意義についてシンポジウムを開催します。

チラシのダウンロード↓
http://kumamotoudken.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/9de5f3c00ac07102038537904c310382.pdf

申し込みはこちらから(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/876aad055a717b40da3f5e4590ae93ba/

令和2年7月4日(土)14:00~16:30
場所:zoomウェビナー(事前登録)
参加費:無料
後援:熊本大学教育学部特別支援教育学科

第1部 14:00~15:40
第2部 15:45~16:30

第1部【実践報告】私たちはコロナショックにどう立ち向かったか

①授業UDの視点を踏まえた通常学級でのオンライン授業づくり
Zoom、ロイロノートなどを用いたオンライン授業の実践について報告します。オンライン授業づくりに 授業UDの視点がどう役に立ったかを考えたいと思います。
発表者:山田光太郎教諭(熊本市立日吉小学校)

②授業UDの視点を踏まえたオンデマンド動画の配信
YouTubeチャンネルを開設し、学校から様々な動画を配信した取組について報告します。オンデマンド動画による子どもたちへのアプローチのねらいを授業UDの視点から考えていきたいと思います。 
発表者1:小松丸瞭教諭(熊本市立帯山西小学校)
発表者2:高田実里教諭(熊本大学教育学部附属小学校)

③授業UDの視点で取り組んだ学校全体の共通実践
これまで長年、 授業UDの実践研究に取り組んできた学校が、この休校期間に通常学級や特別支援学級の垣根を越えて教職員全体で取り組んだ実践について報告します。
発表者:井手尾美樹教諭(熊本市立城北小学校)

④学習番組「くまもっと学びタイム」の実践
地元テレビ局とのコラボで作成・放送された「 くまもっと学びタイム 」の取組について報告します。 学習番組の企画・内容や収録における授業UDの視点について考えていきたいと思います。
発表者:園田耕久教諭(熊本市立慶徳小学校)      
    曽木真由美教諭(熊本市立隈庄小学校)

第2部  【シンポジウム】ポスト・コロナ時代における授業UDの意義

学校が再開され、子どもたちの学びを取り戻すための様々な取組が模索されています。第1部の実践報告を踏まえて、これからの学校教育活動において、休校期間内の取組をどのように活かすべきなのか。 そしてポスト・コロナ時代における授業UDの意義とは何かを考えていきたいと思います。
コーディネーター:菊池哲平(熊本大学大学院教育学研究科准教授)

申し込みはこちらから(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/876aad055a717b40da3f5e4590ae93ba/

こくちーずの申し込み完了後、こくちーずプロより申し込み完了メールが届きます。当日参加する際に、学習会当日そのメールから受付をするシステムになっています。申し込み完了メールを当日まで保管しておくようお願いします。

本研究会メール(ud_kumamoto@outlook.jp)または、こくチーズからのメールの受信設定をお願いします。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会
問い合わせ:ud_kumamoto@outlook.jp
事務局担当:山田光太郎 (熊本市立日吉小学校)

※申し込み定員を100名から150名に変更しました。

2学期いかがお過ごしですか?9月の赤坂先生の研究大会に沢山のご参加ありがとうございました。

とても充実した研究大会になりました。本年度2回目の研究大会を12月に行います。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第13回研究大会は、関西学院初等部副校長の村田辰明先生を講師に迎え、どの子も楽しく「分かる・できる」社会科の授業ユニバーサルデザインについて学びます。村田先生は日本各地の様々な研究大会等でご活躍中の先生です。

今回は、御船町立小坂小学校の児童を対象に、くまもと授業UD研事務局の山本貴一主幹教諭(御船町立御船中学校)が公開授業を行います。

村田先生の講話と山本先生の公開授業が見れる貴重な研究大会です。是非一緒に学びましょう。多数のご参加をお待ちしています。

↓チラシのダウンロード

第13回研究大会 チラシNEW

 

申し込みはこくチーズから↓

https://www.kokuchpro.com/event/f361fea09a655553f282ba683c022620/

日程
12:00 受 付
12:30 開会行事
12:55 公開授業  
6年社会 授業者 御船町立御船中学校主幹教諭 山本貴一先生

13:50 授業研究会 助言者 関西学院初等部副校長 村田辰明先生

14:50 講 演 

「社会科授業のユニバーサルデザイン~全員が楽しく『分かる・できる』社会科授業作り~」

講 師 関西学院初等部副校長 村田辰明先生

16:20 閉会行事 
16:30 閉 会

後 援(申請中)熊本県教育委員会 熊本県特別支援教育研究会 御船町教育委員会

参加費 :2000円

定 員 :100人

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会

問い合わせ ud_kumamoto@outlook.jp

事務局担当 山田 光太郎 (熊本市立日吉小学校)

https://www.kokuchpro.com/event/f361fea09a655553f282ba683c022620/

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第19回目の学習会は、中島 千晴先生(熊本大学養育学部附属小学校)を講師にICTを活用した、全員が楽しく分かる・できる音楽の授業作りについて講座を行います。扱う内容は、熊本の民謡 「おてもやん」を考えています。「音楽の授業が苦手」という方も、「音楽 の授業をもっと上手になりたい」という方も、 たくさんのご参加をお待ちしています。

期日:平成30年11月27日(火) 18:30〜20:30(受付は18:00から行います。)

会場:熊本大学教育学部附属小学校(音楽室)

会の流れ:

18:30 開会

18:35 講座『子どもたち全員が楽しく「分かる・できる」音楽の授業作り』 中島 千晴先生(熊本大学教育学部附属小学校)

20:05 質疑

20:25 諸連絡

20:30 閉会

参加費:500円

申し込み:申し込み用サイト(こくちーず)↓からお願いします。

https://www.kokuchpro.com/event/9ec29f0bc46fab882e310eea5f0dbe1a/

チラシのダウンロード(PDF)↓

第19回学習会チラシ

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会

事務局担当:ud_kumamoto@outlook.jp

宮本 美哉 090(1343)8591

いよいよ今週末に近づいて参りました第10回研究大会(田村学先生招聘)ですが、おかげさまで定員150名の残席も残りわずかになりました。ありがとうございました。

今回、周知の時期が年度始めの繁忙期にあたったため、各学校への案内配布に時間を要してしまいました。「チラシが今週届いたが、まだ参加できるか」という問い合わせをいただいております。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

つきましては、今回の研究大会に限り当日受付を行います。会場の嘉島町民会館のホールを抑えることができましたので、席数には余裕があります。既にお申込みになられた方も、ぜひお近くの方をお誘い合わせの上、ご参加いただけると幸いです。
多数のご参加をお待ちしております。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会では、 第10回大会を「主体的・対話的で深い学びと授業の ユニバーサルデザイン」というテーマで開催します。今回、講師にお招きする田村先生は、文部科学省初等中等教育局視学官として新学習指導要領のベースを形作った中心人物のお一人です。当日は「主体的、対話的で深い学び」の実現に向けた授業作りのあり方などをお話していただく予定です。また、実践発表では、「授業UD」について、実践に基づいた具体的な方策などを紹介します。多くのご参加お待ちしています。

平成30年6月9日(土) 13:00~16:20
会場:嘉島町民会館 熊本県上益城郡嘉島町上島545

日程
12:30 受付
13:00 開会行事
13:10 実践報告 下城 秀樹先生(御船中学校主幹教諭)
14:15 講演:田村学教授 「主体的・対話的で深い学びと ユニバーサルデザイン(仮)」
16:15 諸連絡
16:20 閉会

後 援:熊本県教育委員会  熊本県特別支援教育研究会
参加費:2000円
定 員:150人
その他:悪天候、災害等やむをえない事情の場合には中止することがあります。その場合はHPでお知らせします。
申し込み:150名を超えた分も当日受付いたします。
http://www.kokuchpro.com/event/359364f238f01a18f6614688a3934d70/

懇親会のお知らせ (上記の申し込みサイトから申し込みできます。)
場所:BOUCHE’S Cafe(ブーシーズカフェ) 【熊本市中央区上通町5ー10 桜井ビル2F】
時間:18:30~
参加費:4500円
定員:35人
※既に研究大会に申し込みをされた方の中で、懇親会にも参加したいという方がいましたら、担当の宮本 美哉に直接メールでその旨をお伝えください。
宮本 美哉 miyamiya4014@icloud.com

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会
事務局担当:ud_kumamoto@outlook.jp     宮本 美哉 090(1343)8591

      UDフォントから考える「ユニバーサルデザイン」の意味

                           熊本大学 菊池哲平

 最近の大学の講義ではパワーポイントなどのスライドを使うことがほとんどです。私も大学講義だけでなく研修や講演などではパワーポイントを使用しています。視覚的な情報を提示しながらの方が言葉だけの説明よりも理解しやすくなることは言うまでもありません。
 先日、モリサワというフォントメーカーが「MORISAWA BIZ+」というサービスを始めました。ユニバーサルデザインフォント「BIZ UDフォント」を無償(ユーザー登録は必要)で提供するものです(詳しくはhttp://bizplus.morisawa.co.jpをご覧下さい)。このユニバーサルデザインフォントというのは、通常のフォントよりも視認性が高くなるように調整されていて、例えば濁点と半濁点の判別や、細い文字がくっきりみえるようになど、デザインが工夫されています。私もさっそくユーザー登録して、授業で使用するスライドのフォントをUDフォントに変更しました。
 さて、いつものように資料を配付してプロジェクターでスライドを映写しながら講義をしました。受講者は60名程度ですが、ほとんどの学生はこれまでと同じような反応でした。もちろんスライドのフォントが変わったことに気づいた学生も多かったようですが、中にはフォントが変わったこと自体に気づかなかった学生もいました。ところが授業の感想カードに「今日のスライドは見やすかった」「いつもは眼鏡をかけないと見えないが、今日は眼鏡なしでも見えた」という感想が3名ほど寄せられていて、“ああ、やっぱり効果があるんだなぁ”と感じました。
 ユニバーサルデザインでは、多数の人が意識しないまま使用しているものを、少数派の人たちにとって利用しやすいように調整していきます。UDフォントの例でいえば、ほとんどの人はこれまでのフォントとUDフォントのどちらを使っても同じように見えるのですが、ロービジョンの人にとってはUDフォントの方が見えやすいのです。したがって、ユニバーサルデザインの効果を感じ取ることができる人はどうしても少数派の人たちになってしまいます。
 ユニバーサルデザインは少数派にとって必要なものであるのに対し、大多数の人にとってはどちらでも良いというものであるため、結果的に費用対効果、すなわち“かけたコストに対してどれだけのメリットがあるのか”という議論に陥ってしまうことがあります。たしかにUDフォントを使用するためには、いくらか労力(コスト)がかかります。ユーザー登録してフォントをインストールしたり、授業のスライドを作り直したり・・・しかし、「この作業によって見えやすくなる人がいる」という視点を大事にすることこそが、ユニバーサルデザインの本質的な意味なのだと改めて感じたところです。 

        授業のユニバーサルデザインと個別支援
                   熊本市立日吉東小学校 井手尾美樹
 
 『授業のUDを頑張っていたら、行動面に困り感のある児童が落ち着いてきた』という経験はありませんか。それは偶然ではなく、授業のUD化を通して、学習面だけでなく、行動面が落ち着く理由(手立て)が授業の中にあったからだと言えます。普段の何気ない授業の中の、どの手立てや支援がその子の行動を変化させたのかがわかれば、「あの先生だったからうまくいった」という限定的な支援に終わらずに、有効な支援が確実に引き継がれていくことにつながっていくと思います。

 逆はどうでしょうか。ある児童の個別の目標を意識していることで、授業のUDを機能させていくこともあると思います。
 こんな子を想定してみます。
・自信のなさや失敗への恐怖が強く、時に攻撃的でトラブルになりやすい
・他者の意図を理解したり、自分の考えを相手に正しく伝えたりすることが難しい
・友だちとかかわり合うことが苦手で、自分の考えを言わない、言えない

<つけたい力>を
○自分の考えを伝えることができる・伝える方法を知る
○「失敗を怖がらなくても大丈夫」「間違いは失敗ではない」ということを知り、耐性をつける

<支援内容>を
●安心して話せる環境を整える
●支援や成功体験と組み合わせながら、チャレンジできる機会を作る
●「みんなと意見が違う」「問題を間違えた」等は、『自分だけでなく周りの友だちにも起きていること』ということを知る。周りの児童とも共有する。
●いろんな表現方法に触れ、自分が理解したり表現したりしやすい方略を自覚する
と立てるとします。

 一斉授業内で個別に配慮することも大切です。しかしその前にもう一度、その子の理解の程度を把握した上で、A児に発表の機会を与え、自分が言えそうなところまで、自分の言える言葉で書いたり言ったりさせて、その続きを友だちが発表する。
 集団にとっては「読み取る」活動になり、A児の表現を違う言葉で誰かが言い換えてくれたり図にしてくれたりすれば、その子は新しい表現方法を知ることができます。集団にとってもあらゆる表現方法で考えを広げたり、共有化できたりすることに繋がります。その子の考えが間違っていたとしても、誰かが「Aさんはこう考えたんだと思います」と言ってくれたら、間違いは間違いにならず、A児は考えることに主体的になり、授業に積極的に参加しようとすると思います。「自分はここで発表ができた」「自分の考えをもとにみんなが考えてくれた」という安心感や、失敗への抵抗感もぐっと減り、行動が落ち着いてくることは必然です。もちろん、学級にとっても、個々を受け入れる風土や互いをサポートする雰囲気、自分の良さを感じ、安心感のある学級になることは想像できます。

 個の視点から授業が変わる、生きた授業を作り上げていくことも大切なのではないでしょうか。

授業が始まってすることといえば、1分半の黙想です。
落ちついて学習するためです。
目を開けると、本時のメニューを確認します。1時間の中ですることを箇条書きで示して、子どもたちと確認するようにしています。

国語であれば、たいてい音読からのスタートです。12月にもなると、子どもたちは「最初は音読でしょ。」と得意げに言ってくるようになりました。

私は、主体的な学びのスタートである、だれでも安心して参加できる授業づくりを日々心掛けています。
例えば、選択肢のある問いからスタートして、挙手によって意思表示させることや、発表する時みんなが見えるところに立って発表するルールの定着や、物語の順に挿絵を並び替えるといったUDの技法の利用など、できるところから取り入れています。

私自身、授業UDについての学びはまだまだですが、授業づくりがある程度パターン化されて授業者にとっても子どもにとっても分かりやすい授業展開になっていくことで、だれもが「わかる・できる」準備ができたと言えると思います。

                     菊池市立旭志小学校 皆吉美香

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