先日、「家庭学習ブラッシュアップ〜授業が変わった 家庭学習は〜」をテーマに学習会を行いました。今回は事務局員+お知り合いの先生方を中心とした学習会でしたが、こじんまりとした温かい雰囲気の中、学び合うことができました。
 今回は、熊本市立秋津小学校の前田浩志教頭先生と同校の中村智恵先生を講師としてお招きし、家庭学習についてのお話をしていただきました。

 前半は中村先生から家庭学習の実践をお聞きしました。家庭学習で個別化を図り、子どもたちの自己調整力を高めていくというお話は、新たな視点でした。

 特にタブレットを活用し、カレンダーで学校行事やテストの予定などを子どもたちと共有するという実践はとても参考になりました。子どもたちが先を見通し、自分で学習計画を立て家庭学習に取り組む力こそ、将来主体的に学び続ける大人になるために必要な力だと感じました。

 また、授業と家庭学習のつながりについてもお話をしていただきました。子どもたちが授業の振り返りをしながら、自分の苦手なところやもっと伸ばしたいところに気付き、本時の授業と次の授業を家庭学習で繋げていく姿がありました。

 会の後半では、参加者の先生方からの質問をもとに、宿題に関連して様々なテーマで協議が行われました。参加者の先生方全員での熱い協議となり、1時間では時間が足りないほど盛り上がりました。


 今回の学習会で、今まで教師も子どもも当たり前のようにしていた家庭学習(宿題)について、誰のための学習なのか、教師が一方的に課すものになっていないか、など改めて原点を問い直すことができました。個人的には、授業と家庭学習を連動させることを意識して、家庭学習をブラッシュアップしていきたいと感じました。年度末というお忙しい時期の中、発表の準備をしてくださった秋津小学校の前田教頭先生、中村先生、そして参加してくださった先生方、本当にありがとうございました。

 次回は4月の学習会を予定しています。詳しい予定につきましては、ホームページ、Instagramで発信していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

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