昨日、第48回の学習会を行いました。全国各地から多数ご参加いただきました。ありがとうございました。

 今回「立体型板書」研究会の先生方とのコラボ学習会となりました。パネラーの先生方お一人お一人の板書に対する考えや、その源になる「学び」や「学力」とは何かについて、たくさんのお話をお聞きすることができました。

久村 忠司先生の板書
溝上 剛道先生の板書
岡 雅昭先生の板書
藤井 悦子先生の板書と子どものノート

 これまでの板書のイメージは、「子どもたち数人の気づきや学びを使って、板書を完成させていく」でした。しかし、パネラーの先生方のお話を聞くと、「板書を使って、子どもたち一人一人の気づきや学びのスイッチを入れる」とのこと。全くの逆でした。みなさんのお話に共通していたのは、「板書はツール」「板書は個々の学びを深めるためのもの」ということでした。板書のイメージがガラリと変わりました。

 また、「学び」「学力」「授業の手応え」とは何かについてもお話しいただきました。これも、皆さんに共通していたのは「ペーパーテストも重要だけど、+αの学力(学び方・表現力・協働力など)をどう身につけることができるようにしていくかが大事」ということです。そして、その+αの伸びを教師が確認できる時間やシステムを先生方はお持ちでした(振り返り・ノート・個々の追求タイムなど)。個人的には、+αの学力のお話が一番の学びでした。

講話  沼田 拓弥先生

 最後に「立体型板書」研究会主宰の沼田拓弥先生に講話いただきました。ここまでの座談会の話を踏まえてのまとめをしていただきました。改めて、板書「を」進めるのではなく、板書「で」個々の学びを進めるということを分かりやすくお話しくださいました。たったの15分しか時間が作れなかったことが悔やまれました。次は是非2時間くらいお聞きしたいです!

 本当にあっという間の90分間でした。趣旨にご賛同いただきご協力いただきました「立体型板書」研究会の沼田先生、遊免先生、岡先生、藤井先生には心から感謝申し上げます。また、素敵な提案をしてくださった久村先生、溝上先生もありがとうございました!

 今後の学習会の予定は、ホームページとInstagramで発信していきます。今後ともよろしくお願い致します。

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