本日、第14回の研究大会を行いました。夏休みのお忙しい時期、さらにとても暑い中でしたが、多くの先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。

 前半は久村先生の実践発表と質疑応答を、後半は講師の大野先生の講話から多くのことを学ばせていただきました。

 久村先生のお話から、子どもたちに寄り添うことの大切さを改めて感じました。子どもたちの言葉や反応から本当の困り感に気づき、「子どもたちに算数の面白さを伝えたい!」という強い思いを持って試行錯誤されたことが伝わってきました。実践から溢れ出る情熱と向上心でした。算数的な力量も当然ながら、教育的愛情に溢れている素晴らしい実践を見せていただきました。実践発表の後は、熊本市教育委員会の山田光太郎指導主事にコーディネーターとして参加いただき、質疑応答を行いました。ご質問いただきました先生方のおかげで、学びが深まりました。

 後半は、大野先生の講話をたっぷりと2時間!贅沢な時間でした。「間違いを修正することで、本質を明らかにしていく」「全員で助け合いながら、山頂を目指す登山のような授業」「教師こそ、子どもと“対話”しないといけない」。大野先生の言葉一つ一つにハッとさせられました。何よりも「困っている子も含めてクラス全員で頑張るんだ!」という教育観に心を打たれました。授業のスタイルはそれぞれあれど、この気持ちは子どもたちのためにも絶対に教師が忘れてはいけないものだと感じました。

 夏休みのお忙しい時期に、遠い熊本まで来てくださった大野先生。大野先生の温かいお人柄に研究会メンバー一同、心を持っていかれました。また必ず熊本で一緒に学ばせていただきたいです。そして今回大野先生を紹介してくださり、実践発表までしてもらいました久村先生に感謝です。

 今後の学習会の予定は、ホームページやSNSで発信していきますので、今後ともよろしくお願い致します。