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くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会,第34回学 習会のテーマは、「授業UDの視点を踏まえたICT活用の考 え方と実践」です。いよいよ本格的に始動しますGIGAス クール構想。1人1台端末環境がすべての子どもの学びを支 えるものとなるよう,一緒に学びませんか。 今回は、2人の先生に実践をご紹介いただき,日本の教育 界でICT活用を牽引されている西尾 環 先生に講座をお願い しております。校種にかかわらず,どなたでも奮ってご参加 ください。

11:00 開 会
11:05 実践発表① 東 千貴 先生(熊本市立田迎西小学校)
11:25 実践発表②井手尾 美樹 先生(熊本市立 城 北 小学校)
11:45 ICT活用講座《考え方と実践について》
      西尾 環 先生 (熊本市立楡木小学校 教諭)
12:25 まとめ
12:30 閉会

西尾 環 先生 (熊本市立楡木小学校教諭) ・ロイロ認定ティーチャー シンキングツールアドバイザー ・D-pro booksアワード賞(2018) 審査員特別賞(2019) ・ICT夢コンテスト奨励賞(2013) ・ちゅうでん教育大賞優秀賞(2007) ・教育美術・佐武賞(2006)他 ICTを活用した学びづくりを牽引。 図画工作やICT活用の授業、学級づくりに ついて執筆した著書多数。

【参加費】 無料

申し込みはこくチーズから

https://www.kokuchpro.com/event/0ea129934951bdb2abe801139a4d132f/

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会、令和3年最初の学習会は体育の授業ユニバーサルデザインをテーマに学びました。今回の学習会はUD体育の皆さんに参加していただきました。

まずはUD事務局から竹尾先生(熊本市立碩台小学校)より、」2年生の鉄棒と、幅跳びの実践を紹介していただきます。つまづきを想定し、「シンプルな場づくり」を工夫しながら子どもたちが「できる手ごたえ」を実感していくための工夫が素晴らしかったです。子どもたちから出た言葉と場づくりの提示を視覚的に示しながら、体育の授業に笑顔で安心して参加する子どもたちの様子がとても印象的でした。

そして、熊大附属小学校の是住先生からは、子どもたちが夢中になって取り組める教材の開発と単元構成の工夫をテーマに、6年生の」「フロアテニス」の実践を紹介していただきます。単元を通して変容していく子どもたちの姿がよく伝わります。実際の活動や振り返りをつぶさに拾い上げ、自己の成長を自覚させていく是住先生。人数、ルール、場の広さ、用具など適度な負荷を設定していく腕前、すごいです。

二人の実践発表からみんなで学んだ後、UD体育副代表の山下大晃先生 (神奈川県箱根町立湯本小学校) から、体育の授業ユニバーサルデザインの考え方を紹介していただきました。今回は授業UDの4つの視点から「焦点化」の考え方について、ネット型ゲームの実践をもとに紹介していただきます。子どもたちの、点を取るためにはどうすればよいか?という思いに寄り添い、学習活動を焦点化した授業実践を紹介されます。

UD体育代表の結城先生から体育授業ユニバーサルデザインの考えをまとめてもらいます。UD体育はつまずきから始まる授業作り、4つの視点をもとに作る体育の授業ということをお話していただきました。熊本の先生方の実践について、分かりやすく理論づけしていただきます。体育が専門外の先生方にも、とても分かりやすく授業作りの在り方を話していただきました。目から鱗です。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会の学習会は今回が33回目になりますが、初めての他支部との交流学習会ですが、とても意味のあるものでした。

子どもたちにとって楽しい体育の授業作りの在り方を探るために企画した学習会ですが、他教科の授業作りにつながる要素がたくさんあった研修になったと思います。今回清水由先生(筑波大学附属小学校)に参加していただきました。UD体育の先生方、本当にありがとうございました。

今回は事務局スタッフ向けの学習会でしたが、この学習会をもとにさらに色々な方へ発信していく企画ができたらと思います。

くまもと授業にユニバーサルデザイン研究会第32回学習会 

コロナ禍での「対話的な学びをどうするか」 

9月25日(金)に第32回学習会を行いました。 

今回は参加したスタッフ全員で、コロナ禍での「対話的な学び」をそれぞれの学級でどうしているのかを共有しました。 

(東)6年生の担任していて少人数で議論をとりいれるようにする。発表したときに拍手をやめた。拍手をすることで、子どもたちの「なるほど」「たしかに」などの素直な反応が広がるようにしている。 

(山田)40人学級なので、机の配置をいっぱいに広げて、隣同士の距離をギリギリ1m取るようにしている。グループで距離をとってやろうとしてもどうしても近づいてしまう。 

なので、どの教科もしっかり書く活動を取り入れて、書けた子から席をたたせる。席を立った子は別の子のノートを見て共有する。みんなが見るものを書くので、少しずつ書く内容も筋道の立つものになってきている。 

(本田)学校の研究テーマが「対話」になっている。1年生担任をしているが、30人なので1m程度距離をとっている。グループよりもペアで対話をとっている。学力差が大きいので、隣同士で確認することや、書いたことを話すなど自分の考えを整理するための対話をしている。山田先生の「目で読む」のように、いろいろな対話の方法を考えていきたい。 

(園田)学校では何ができるのかを考えて、こんなことができますよと交流していく段階にあると言われている。1学級20人程度の学校なので間隔を広く取れている。話し合うときはマスクをして、椅子からお尻を離さないようにして話すように指示している。書いたものをロイロノートで写真を撮って、テレビに映し出して比べたり、続きを考えさせたりしている。Zoomを使っていたときに、視覚情報を伝えることの難しさを感じた。指名して、考えさせて、話させるということを心がけようとしている。 

(井出尾)自情学級で、一つの教室で3学年の学習を行なっている。コロナ禍ではあるが、距離をとり、場所を変え刺激量を調整しながら対話の場面を作るようにしている。話したいことを書かせようとすると、書けなくなってしまう子もいるので、話したいことを学習にはなれないようにして話合わせるようにしている。書くこと・読むことにコストがかかるのでので、やはり話させている。考えを書くときはタブレットをよく使い、振り返りシートやまとめなどはノートなどを使うようにしている。 

(小松丸)どの教科でも同じ学びのふりかえりの方法ができるように工夫している。ノートテイクに限定することで違うことににコストがかかることがあるので。ロイロノートで形式を作って、音声入力やフリック入力などを使い、何を学んだか、何ができるようになったか、を振り返る積み重ねができるようにしている。子どもたちの書いた言葉を教師が価値づけたりすることで一番むずかしいと思っていた子も書けるようになってきている。 

学校全体としては、学校朝会などzoomを使っている。面白いと思ったのは、朝会で教室に入ってインタビューをしたり、じゃんけん大会をしたりなど面白い取り組みをしている。 

(竹尾)知的障害特別支援学級を担任している。2年生の子は今、国語はカタカナ、算数は何番目の学習をしている。対話は難しいが、活動を工夫している。何を学習するのかを強調している。書きやすい環境作りができるように、活動を入れる。算数では、「なんばんめ」を具体的な場面で動作を入れた。すると「書いていいですか?」と電子黒板に書き始めるようになった。 

(吉見)田村学先生は、対話をさせるために対話をするのではく、学習プロセスを高めていくために、対話という方法をとることが大切ということを話されていた。対話に価値が必要。知識や技能が向上するような構造化した気づきのある対話、新しい情報を得る対話、新たな知が創造されるような対話が大切だいうこと。対話が目的化しないように、何をやるのか、現職の時に7つのことを話してきた。「確認をする」「傾聴する」「共有する」「選択する」「合意形成をする」「深める」「アイデアを出す」など具体的にやっていこうと話してきた。 

全員で共有した後、日吉小学校の山田教諭より、話題提供しました。

話題提供『これからの「対話的な学び」をどうするか〜日吉小の実践より〜』 

社会科の対話的な学びや、算数化の複合図形の面積の授業実践紹介により、対話的な学びが子どもたちの資質・能力にどう働きかけているかを紹介しました。 

2学期がスタートして1ヶ月が経とうとしています。今回の学習会はコロナ禍の中で工夫していることを出し合い、対話の大切さについて改めて考えることの大切さをみんなで考えることができました。 

熊本市立日吉小学校 山田光太郎

昨年度3月からの休校中、学校に配布されているタブレット端末を使ってオンライン学習に取り組みました。

当然誰もが初めて取り組むことでした。当時の合言葉は「やってみなきゃわからない」でした。

初めの問題点として、ミュートやチャットの使い方でした。

ルールが出来上がると次第に子どもたちも学習に向かうようになっていきます。

ルールが明確になると次は、見えづらさや聞きづらさの問題です。

やってみたから分かったことです。

熊本市から配布したタブレット端末には、「ロイロノート・スクール」という授業支援アプリがインストールされています。

授業だけでなく健康観察や連絡等にも使うことができました。

オンライン授業で、子どもたちが快適に授業を受けられるようになるまで、様々なことに取り組みましたが、子どもたちが使い慣れたアプリが一番良かったと感じています。

授業を重ねていくと、「今日は聞き取りやすい」「画面が見やすくなった」と子どもたちがチャットを使いながら教えてくれます。

でも、授業が互いにうまく流れるようになってくると顔を見せなくなる子どもが出てきます。

きっと、自分の顔がみんなの画面に出るのが恥ずかしい子もいるだろうと思い、顔出しを強要しないことにします。(顔を見せないことで参加できるという子もいたと思います。)

次の問題が出てきます。それは、個別支援が十分にできないということです。子どもたちから提出されてくるカードに評価をいれているうちに少しずつ分かってきたことです。

普段なら教室を回りながら机間支援をしたり、立ち止まってヒントを出したりします。

それが十分できないことと、授業が一方通行しがちになることで、子どもたちの始めの学習へのモチベーションが少しずつ下がっていきます。

そこで、授業改善の手がかりとしたのが「授業のユニバーサルデザイン化」の視点です。

まずは「個別の配慮」です。当然オンライン授業なのでできることには限りがあります。

〇子どもたちが取り組むべき課題が何なの分かりやすいように、提出用のカードを「黄色」にする。

〇提出先を間違わないように、カードに提出先を示す。

〇解決の手がかりとなるように、授業で使うスライドごと送る。

〇子どもたちの考えを授業の中で積極的に取り上げ、解決の手がかりを示す。

などです。子どもたちが「分からない」と感じたときに、できる限り自分の力で手がかりが探れるようにしておきました。

また、オンライン授業は画面を見続けることになるので過集中になりがちです。

授業が長くなりすぎないように、かつ何ができればよいか明確にしておく必要があります。

だから授業を焦点化し、図や資料などを視覚化しながら、何を学習しているのかを分かりやすく示しておくようにしました。

オンライン授業を行うには、これまで以上に準備が必要になります。

学習内容を焦点化し、視覚資料を効果的に扱うにはどんな見せ方をすればよいか等、毎日教材研究の日々でした。今思うと教師にとってとても大切な時間だったと思います。

~学校再開後について~

学校再開後も、オンライン授業で取り組んだ手法を使っていくつかの教科の授業を行っています。

休校中、オンライン授業中では、不登校の子どもが一生懸命学習に取り組む様子が見られました。今登校ができているわけではありませんが、ロイロノート・スクールを使った授業を行うと、自宅で課題に取組み、提出しています。

また、特別支援学級に在籍している児童も、通常学級での授業をzoomでつないで、オンライン学習で取り組み、授業に参加しています。

私自身も、普段の授業の中で、こちらから与えるのではなく子どもたちが自ら解決の手がかりを探れるように心がけるようになりました。

休校中に取り組んだことが多様な学びを生かすきっかけになったと感じています。

熊本市立日吉小学校 山田光太郎

いよいよ14時からZoomを活用したオンライン研修会が始まります。

午前中に参加方法等の確認メールを事務局からお送りしたのですが、「メールが届いていない」というお問い合わせが多数きております。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

現在事務局スタッフが対応にあたっておりまが、まだメールが届いていない方は、以下の手順でご確認いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

①今回参加者の先生方に一斉送信という形でメールをお送りしています。その関係もあり、迷惑メール扱いになり、ゴミ箱の方にメールが入っている可能性があります。お手数ですが、ゴミ箱の方をご確認ください。

②それでもメールが確認いただけない場合は、くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会
問い合わせ:
ud_kumamoto@outlook.jp
事務局担当:山田光太郎 (熊本市立日吉小学校)まで連絡をください。

おはようございます。

現在熊本県の球磨川では、球磨郡球磨村大字渡地先(右岸)付近において 氾濫が発生しており、避難指示も出されるなど、予断を許さない状況が続いています。
今後しばらくこの雨が続く予報もでています。周辺にお住まいの方々は、十分に気をつけられて下さい。

以下事務局からの連絡です。

本日のオンライン研修会は予定通り行います。
また、本日午前中に、参加申し込み頂いた方々のメールアドレスの方に、事務局からのお知らせと事前配布資料を送っております。
ご確認下さい。

最終的に260名を超える方々に参加申し込みを頂いております。初めての取り組みですが、参加頂いた方々と共に学びの多い研修会となればと思います。
どうぞよろしくお願いします。

令和2年7月4日(土)に予定しております、くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会オンライン学習会 【 授業UD × コロナショック】は、6月26日現在214名の申し込みを頂いております。たくさんのお申し込み、ありがとうございます。

ありがたいことに、大変規模の大きい学習会となることから、当日様々なトラブルが起こることも想定されます。そこで、当日接続がうまくいかなかった場合や、急にスケジュールが合わなくなってしまった方のために、当日の学習会の内容の見逃し配信(終了後1週間限定)を行いたいと考えております。

事前に学習会に参加申し込みをされた方には、学習会終了後にメールで見逃し配信用のYouTubeアドレスをお知らせしたいと思いますので、必要に応じてご活用ください。なお、見逃し配信では質疑応答はできませんので、ご了承ください。

まだ参加申し込みをされていない方は、ぜひお申し込み頂き、当日はたくさんの方々と学びを共有できればと思います。

申し込みはこちらから(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/876aad055a717b40da3f5e4590ae93ba/ 

3月からの長期休校以来、 熊本市ではタブレットによるオンライン授業や地元テレビ局とのコラボによる学習番組の放送など、全国でも先駆的な取組を続けてきました。くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会(授業UD学会熊本支部)のメンバーは、授業UDの視点を活かしながらオンライン授業づくりや学習番組の収録など、 学校内外で活動してきました。今回は、UD熊本のメンバーから長期休校期間の取組や成果について実践報告をし、それを踏まえたポスト・コロナ時代の学校における授業UDの意義についてシンポジウムを開催します。

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申し込みはこちらから(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/876aad055a717b40da3f5e4590ae93ba/

令和2年7月4日(土)14:00~16:30
場所:zoomウェビナー(事前登録)
参加費:無料
後援:熊本大学教育学部特別支援教育学科

第1部 14:00~15:40
第2部 15:45~16:30

第1部【実践報告】私たちはコロナショックにどう立ち向かったか

①授業UDの視点を踏まえた通常学級でのオンライン授業づくり
Zoom、ロイロノートなどを用いたオンライン授業の実践について報告します。オンライン授業づくりに 授業UDの視点がどう役に立ったかを考えたいと思います。
発表者:山田光太郎教諭(熊本市立日吉小学校)

②授業UDの視点を踏まえたオンデマンド動画の配信
YouTubeチャンネルを開設し、学校から様々な動画を配信した取組について報告します。オンデマンド動画による子どもたちへのアプローチのねらいを授業UDの視点から考えていきたいと思います。 
発表者1:小松丸瞭教諭(熊本市立帯山西小学校)
発表者2:高田実里教諭(熊本大学教育学部附属小学校)

③授業UDの視点で取り組んだ学校全体の共通実践
これまで長年、 授業UDの実践研究に取り組んできた学校が、この休校期間に通常学級や特別支援学級の垣根を越えて教職員全体で取り組んだ実践について報告します。
発表者:井手尾美樹教諭(熊本市立城北小学校)

④学習番組「くまもっと学びタイム」の実践
地元テレビ局とのコラボで作成・放送された「 くまもっと学びタイム 」の取組について報告します。 学習番組の企画・内容や収録における授業UDの視点について考えていきたいと思います。
発表者:園田耕久教諭(熊本市立慶徳小学校)      
    曽木真由美教諭(熊本市立隈庄小学校)

第2部  【シンポジウム】ポスト・コロナ時代における授業UDの意義

学校が再開され、子どもたちの学びを取り戻すための様々な取組が模索されています。第1部の実践報告を踏まえて、これからの学校教育活動において、休校期間内の取組をどのように活かすべきなのか。 そしてポスト・コロナ時代における授業UDの意義とは何かを考えていきたいと思います。
コーディネーター:菊池哲平(熊本大学大学院教育学研究科准教授)

申し込みはこちらから(こくちーずプロ)
https://www.kokuchpro.com/event/876aad055a717b40da3f5e4590ae93ba/

こくちーずの申し込み完了後、こくちーずプロより申し込み完了メールが届きます。当日参加する際に、学習会当日そのメールから受付をするシステムになっています。申し込み完了メールを当日まで保管しておくようお願いします。

本研究会メール(ud_kumamoto@outlook.jp)または、こくチーズからのメールの受信設定をお願いします。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会
問い合わせ:ud_kumamoto@outlook.jp
事務局担当:山田光太郎 (熊本市立日吉小学校)

※申し込み定員を100名から150名に変更しました。

令和2年度最初の学習会を行いました。本日の学習会は、臨時休校中での実践紹介を行いました。
実践紹介 井手尾美樹先生(熊本市立城北小学校)
       髙田美里先生(熊本大学教育学部附属小学校)
特別支援学級での取り組みだけでなく、学校を上げた取り組みを紹介していただきました。遠隔授業で直接子どもたちとやり取りをする姿や、動画作成を通して子どもたちの学びを保障しようとする先生方の発表がとても素晴らしかったです。
熊本大学の菊池哲平先生からは、オンライン授業の目的・階層性や形式的分類を紹介していただきました。発達障害児にとってのオンライン授業がマイナス面ばかりではないが、普段より配慮を要する点など整理して考えることができました。今後の授業展開や学級づくりなど、学校再開後に向け、これまで以上に授業UDや特別支援教育の視点からの細やかな配慮が必要になることを、スタッフ一同共有することができました。
新型コロナの第2波、第3波に備え、個の間のオンライン授業を始めとする長期休校への対処を整理して置く必要があります。
今回の学習会は新たな教育現場のあり方を考える上でのスタートラインに立ったのではないかと思います。

2月12日は現在福岡県筑紫野市教育委員会主任指導主事で、日本授業UD学会理事等全国でご活躍中の礒部年晃先生を講師に、学習会を行いました。日吉小での校内研修講師の後のハードスケジュールな中、授業UDについて熱い講演を頂きました。参加者は40名以上。全国学力学習状況調査の結果などを素材に、子どもたちの資質・能力を高めるための課題の焦点化の大切さなどを詳しくお話いただきました。

「Pedagogical Content Knowledge:教育的内容知識」(略してPCK)
授業改善においては,PCKに何が組み込まれているのかが重要というお話から始まります。

また、くまもと授業UD研と一緒に考えたい課題を示していただきました。

70分という時間があっという間に過ぎていきました。授業UDについてもっともっと聞いていたい!そんな時間でした。
授業づくりのターニングポイント /わからないことを表明しない(表明できない)教師の目からは授業態度のよい子どもや,おとな しい子どもの中で進行している学習の困難さは重大であることを理解すること。授業UDの大切さを改めて考えました。
ここで紹介した内容はほんの一部です。他にも全学調問題から明らかになった課題や傾向などを踏まえて、資質能力を育てるための課題の焦点化の重要性など、たくさんのお話を聞くことができました。

本当に充実した学習会となりました。
大変お忙しい中熊本にお越しいただいた礒部先生に本当に感謝です☆
また、参加してくださった先生方、ありがとうございました!


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