本日、熊本市教育委員会総合支援課の指導主事であり、くまもとUD研の元事務局長である山田光太郎先生にお話をしていただきました。

 子どもが「学びとる」を支える特別教育支援の視点として、①つまづきのある子どもにとって参加しやすい支援(Accessibility)②強みを生かした学び方が生かされる配慮や予想されるつまづきへの手立て(Assesment)③教師の肯定的なまなざしとクラスの支持的な風土(Accept)の3つを挙げられました。

 授業の中で困り感のある子どもにどう向き合うのか、丁寧に教えていただきました。特に、教師と子どもの関係性づくり、子どもと子どもの関係性づくりが全員が安心して授業を受けることができる土台になるということを感じました。また、どうしても日々の業務の中で、余裕がなくなり子どもたちを肯定的に見とれなくなることがあります。しかし、目の前の子どもたちの実態を肯定的に捉えることが子どもたちを変えていくことにつながることを再確認することができました。

今回が、本年度最初の学習会でした。最初の学習会で、授業作りのポイントだけでなく教師としての心構えについても学ばせてもらえた素敵な会となりました。山田先生ありがとうございました!

 発達障害の可能性があり、特別な支援が必要な小中学生は、通常の学級に 8.8%、11 人に 1 人程度在籍していると文部科学省の調査で分かりました。前回 10 年前の調査から増加しており、支援の充実が課題とな っています。

 そこで、くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第 46 回学習会 は、「子どもの主体性を引き出す工夫」について皆さんと考えていきたいと思い、企画しました。

 授業の中にどんなスパイスを加えると子どもたちの主体性が引き出されるのか。「困っている子」という見方を変えるヒントがあるはずです。皆さんで一緒に学びましょう。

参加申し込みはこちら。

https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=2988459257692810&EventCode=P670583489&admin_preview=1

熊本市教育委員会が熊本発の教育イベントを行なっています。

今年のKumamoto Education week特別支援教育室のテーマは「Happy Smile!とどけ未来へ 〜特別支援教育の「今」と「これから」を考える〜」です。
今年はハッピースマイルアートギャラリーに取り組む、特別支援学級の授業の紹介と、特別支援教育のこれからについて、インクルーシブ社会の構築の視点で登壇者の方がたと考えます。


コーディネーターは日本授業UD学会理事の熊本大学の菊池哲平先生。特別支援教育に関する最新事情を話題提供いただきます。

登壇者は同じく日本授業UD学会理事の東京都立矢口特別支援学校の川上 康則先生と、ノートルダム清心女子大学の青山 新吾先生、熊本市教育委員会の市原 浩幸先生です。

配信は1月22日(日)16時30分から。期間中はアーカイブ配信もあります。
菊池哲平先生、川上康則先生、青山新吾先生のとても中身の濃いトークセッションがすごいです。ぜひご覧ください!

https://kumamoto-ew.jp
https://kumamoto-ew.jp/event/2023/happy_smile/

今回、UD湘南支部とのコラボ学習会が実現しました!多くの学びが得られる素敵な会になるかと思います。是非ご参加ください!以下、詳細です。

 「授業の中で『個別最適な学び』の成果を『協働的な学び』に生かし、さらにその成果を『個別最適な学び』に還元するなど、『個別最適な学び』と『協働的な学び』を一体的に充実し、『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善につなげていくことが必要である」と答申で述べられています。

 通常の学級や特別支援学級において、授業のユニバーサルデザインと個別最適な学びをどのように位置づけ、子どもたちの充実した学びにつなげていくことができるのか?教師のねらいが一方的になっていないか?そこに子どもたちにとっての楽しさやワクワクはあるのか?

 くまもとUDのICTのノウハウと湘南UDの提案する「5つのテクニック」を土台にこれからの授業づくりについて、とことん語り合っていきます。

●日 時:令和4年10月16日(日) 15:00~17:00

●場 所:ZOOMによるオンライン開催

   ※お申込みいただいた方に、ZOOM入室ID等をメールにて前日までに送ります。

●参加費:無料

●時 程

15:00~15:40  提案1 「授業UD 5つのテクニックを使った協働的な学びとICTの活用」

         東 千貴×片岡寛仁

15:45~16:15  提案2 「特別支援教育から考える個別最適な学び」  

         竹尾浩輔×上條大志

   休憩【10分】

16:25~17:00  対 談 「子どもたちの視点に立った授業UDの方向性」菊池哲平(熊本大学教育学研究科教授)×阿部利彦(星槎大学大学院教育実践研究科)

お申込みはこちらから

https://www.kokuchpro.com/event/255e619ee93b48ba9a58dbb2cbc815a6/

 「教科書を読むのが辿々しい」「ノートを書くのに時間がかかってしま う」など読み書きに課題のある子は少なくありません。「何度も読むとでき る」、「練習すればできる」ときつい思いをしてきた子どもたちもいたかも しれません。また、GIGA スクール構想で 1 人1台タブレット端末や PC など の導入により、活用場面はたくさん増えました。しかし「一人一人の実 態」に応じた活用の仕方ができているかどうかと問い直されると必ずしも そうではないかもしれません。
 読み書きに課題のある子たちを理解することで、普段の授業をアップデートできるはずです。井上賞子先生のお話を聞き、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

参加申し込みはこちら

https://www.kokuchpro.com/event/5f0965bc7e5573c801b526a85c8fc9a0/

 本日は、熊本大学教育学研究科教授:菊池哲平先生から「授業UDの視点から考える『未来への学び』」というテーマで、講話を頂きました。

 現在、教育界では様々なキーワードが飛び交っています。中でも、「個別最適な学びと協働的な学び」についての話題は、かなり注目が集まっています。今回の菊池先生の講話では、特別支援教育の視点から、その「個別最適な学びと協働的な学び」についてお話を頂きました。個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実は、子どもたちの多様性を認めながら教育活動を行うことであると学ぶことができました。昨今、授業UDが全国で有名になってきましたが、最近では、授業UDと個に応じた支援であるUDLの視点との融合が必要とされているようです。これからは、特別な支援を必要とする子どもを含め、子どもたち一人一人の得意なことを生かしながら授業を行うことが大切になってきます。私たちも常に学び続け、多様な学び方に応じた授業づくりを目指したいと思いました。

 次回の学習会は、7月23日土曜日に開催します。詳細が決まり次第、こちらでご連絡します。

 くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第42回学習会のテ ーマは、「授業 UD の視点から考える『未来への学び』」です。

 令和3年1月の中教審答申「『令和の日本型学校教育』の構築 を目指して」を契機に、「個別最適な学び」「協働的な学び」への 注目が集まりました。その後、「個別最適な学びと協働的な学び の一体的充実」について様々な捉え方や考え方が示されました。

 では、授業 UD の「全員の子どもが楽しくわかる・できる」と いう視点から「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実」に ついて考えるとどうなるのでしょうか。菊池哲平先生のお話を聞 き、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

令和4年6月17日(金)オンライン研修
18:30 開 会
18:35 講話 菊池 哲平先生(熊本大学大学院教育学研究科教授)
       ※くまもと授業 U D 研究会前代表
19:35 ブレイクアウトルームを使っての意見交流
19:55 連絡など
20:00 閉会

参加申し込みはこちら

https://www.kokuchpro.com/event/c4ddf53b2510fb181d8c58c4017b5713/

 第41回学習会は、子どもたち一人ひとりが安心していきいきと過ごすことができる教室・学級にするために、どのようなことを柱としながら日々の子どもたちとの生活を見立て、取り組んでいくのかについて、具体的な実践発表をもとに、先生方と考えました。

まずは、熊本市立若葉小学校 東千貴先生より実践発表をしていただきました。

 東先生は、子どもたちがつながり合う学級づくりの柱の一つとして、「特別の教科 道徳」を挙げられました。今年度、東先生が特にこだわられた「導入」。子どもたち一人一人が素の部分を出し合いながら互いに話し合い、ねらいに迫っていくために、「スタートを揃える」ことについて言及されました。子どもたちの学習の様子から、主発問でしっかりと道徳的価値に迫っていくために、まず登場人物の状況や気持ちをイメージするなど、「スタートを揃える」ことが、重要なステップになったという気づきでした。大切な共有化の一つだと感じました。また、自分の意見を持つために、まず子どもたちの考えをいくつか取り上げ、その考えを「選択肢」として、自分の考えに近いもの、納得できるものを選び、理由を考えていき、全員が自分の考えを持つことができるよう工夫されました。「友達のおかげで、新たに気づくことができた」というつながり合いを実感できるようにファシリテートされ、子どもたちの実態をしっかりと見立て、授業の中核に迫っていくための見取りを丁寧にされていることがとても印象的でした。

 次に、熊本市立帯山西小学校の小松丸瞭先生より、「表現するって楽しい」というテーマで、「アウトプット×振り返り」の視点で、特別支援学級における実践をご発表いただきました。

 なんといっても、実践を支える理論的背景をしっかりと持たれ、子どもたちの「課題」となる部分ではなく、「持てる力」の部分に大きく焦点を当て、一人一人が、前向きに、主体的に周囲と関わっていこうとしていくプロセスを、先生の発表を通して感じることができました。子どもたちが、タブレット端末を「友達と関わりあうためのツール」として、自分の得意なこと、好きなことを活かせるツールとして、さまざまな場面で活用し、それぞれに応じた使い方をしていました。

先生は、活用の場だけでなく、振り返りの場をしっかりファシリテートされ、子どもたちに任せるところ、先生が導いていくところ、その絶妙なバランスで、子どもたち自身が自信をつけながら使っていけるものになるまで、しっかりと寄り添い、共に楽しまれていて、今年度の小松丸学級のストーリーを感じました。

 実践発表の後は、熊本市立黒髪小学校の有内文香先生をお迎えして、お二人の先生方の実践を価値づけしていただきながら、子どもたちが安心してつながり合うために、どんなことを大切にしているかといったテーマで意見交流の場を持ちました。東先生の実践について、子どもたちのつながり、子どもの姿から自身の授業のあり方を変えてきたこと、教材を丁寧に読み解くこと、自分の思いを表現できるための方法を子どもたちと一緒に模索してきたことについて話を深めました。また、小松丸先生の実践を通して、子どもたちの得意なことや好きなことを生かすという視点について大いに共感され、振り返りが次の学びにつながっていること、タブレット端末が個人の学びを深めるものとしてだけでなく、関わりあう道具になっていることについて、小松丸先生のお考えを共有していかれました。話の中で、わたしたち教師の子どもたちを見とる力、実態を掴む力の重要性や、こうした先生方の姿勢が、教室での子どもたちのつながりや雰囲気を作っていくのではという話になりました。途中で、チャットやアンケートに答えていただきながら、会にご参加の先生方からもお話をいただく機会を少しでしたが取ることができ、有意義な会になりました。

 今回も、全国各地からたくさんの先生方にご参加いただきました。今年度の学習会は、今回が最後となりました。今年度もたくさんの先生方にご参加いただき、たくさんの学びを共有できたこと、大変感謝いたしております。来年度も、先生方とともに、学び続ける研究会でありたいと思います。来年度もどうぞたくさんのご参加をよろしくお願いいたします。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第 41 回学習会のテーマは、「UD の視点で迫る、子どもたちがいきいきと過ごす学級経営」です。子どもたち一人一人が安心していきいきと過ごすことができる学級にするために、UD の視点からどのようなアプローチが出来るのでしょうか。そして、子どもたちの姿はどうかわっていくのでしょうか。ぜひ、たくさんの先生方のご参加をお待ちしています。

令和4年2月25日(金) 18:30〜20:00

18:30 開 会
18:35 実践発表①
東 千貴(熊本市立若葉小学校)
※熊本授業 UD 研究会事務局
18:55 実践発表②
小松丸 暸(熊本市立帯山西小学校)
※熊本授業 UD 研究会事務局
19:15 意見交流
有内 文香先生(熊本市立黒髪小学校)
19:55 連絡など
20:00 閉会

参加申し込みはこちら

https://www.kokuchpro.com/event/31dff7f8122f939a2189dcaba4f10407/

熊本市教育委員会主催「Kumamoto Education Week2022.1.22-30」の企画にくまもと授業ユニバーサルデザイン研究会からも数人の先生が参加しています。
期間:2022年1月22日(土)〜1月30日(日)

その企画の1コンテンツにくまもと授業のユニバーサルデザイン研究会から数名登壇しています。

Kumamorto Education Week1月29日 13:00〜15:00
総合支援課特別支援教育室企画
「子ども達と未来の社会をつなぐ〜特別支援教育のこれからを考える」

授業実践(動画)
古田翔太郎先生(五福小学校)
高濱大輔先生(下益城郡城南中学校)
宮野佑允先生(五霊中学校)
古嶋太一さん(県立大学飯村研究室)
小松丸瞭先生(帯山西小学校)(UD熊本)

シンポジスト(動画)
菊池哲平先生(熊本大学)(UD熊本/日本授業UD学会理事)
前田康裕先生(熊本市教育センター)
後藤匡敬先生(熊本大学教育学部附属特別支援学校)
コーディネーター山田光太郎(総合支援課特別支援教育室)


Kumamoto Education Weekの今年のコンセプトは、「みんなの夢が未来を作る」です。特別支援教育に限らず、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。(一度HPをのぞいてみてください!)
下記HPから申し込むとどのコンテンツも見れます。
すでに始まっていますが、ぜひ申し込んでみてください!

KEWホームページからhttps://kumamoto-ew.jp

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