お知らせ

明後日になりました、第17回学習会の駐車場についてのお知らせです。当日は黒髪北キャンパスの門衛所で、「くまもと授業UDの学習会に参加します。」とお伝えください。その後必要事項を記入して頂くと、入校証がもらえますので、よろしくお願いします。

また、参加申し込みの方ももう少し余裕があります。周りの先生方にお声かけして頂き、たくさんの先生方にご参加いただければと思います。

 

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第17回目の学習会は、菊池哲平先生(熊本大学准教授)を講師に「授業UDの視点に立った授業・学級づくり」について学びたいと思います。今回は菊池先生が開発した、授業UDスケールを使ったユニバーサルな学級づくりや、授業UDの視点を活かした国語や算数の授業づくりについて、演習形式のワークショップを行う予定です。たくさんのご参加をお待ちしています。

 

期日:平成30年8月2日(木) 18:30〜20:30

(受付は18:00から行います。)

会場:熊本大学黒髪北キャンパス くすのき会館

参加費:1000円

申し込み:申し込み用サイト(こくちーず)↓からお願いします。

https://www.kokuchpro.com/event/cc7bc1f52943cc212b96f8a460de4c18/

 

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会

事務局担当:ud_kumamoto@outlook.jp

宮本 美哉 090(1343)8591

 

チラシのダウンロード(PDF)↓

第17回学習会チラシ

 

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第17回目の学習会は、菊池哲平先生(熊本大学准教授)を講師に「授業UDの視点に立った授業・学級づくり」について学びたいと思います。今回は菊池先生が開発した、授業UDスケールを使ったユニバーサルな学級づくりや、授業UDの視点を活かした国語や算数の授業づくりについて、演習形式のワークショップを行う予定です。たくさんのご参加をお待ちしています。

期日:平成30年8月2日(木) 18:30〜20:30

(受付は18:00から行います。)

会場:熊本大学黒髪北キャンパス くすのき会館

参加費:1000円

申し込み:申し込み用サイト(こくちーず)↓からお願いします。

https://www.kokuchpro.com/event/cc7bc1f52943cc212b96f8a460de4c18/

 

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会

事務局担当:ud_kumamoto@outlook.jp

宮本 美哉 090(1343)8591

 

チラシのダウンロード(PDF)↓

第17回学習会チラシ

 

いよいよ今週末に近づいて参りました第10回研究大会(田村学先生招聘)ですが、おかげさまで定員150名の残席も残りわずかになりました。ありがとうございました。

今回、周知の時期が年度始めの繁忙期にあたったため、各学校への案内配布に時間を要してしまいました。「チラシが今週届いたが、まだ参加できるか」という問い合わせをいただいております。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

つきましては、今回の研究大会に限り当日受付を行います。会場の嘉島町民会館のホールを抑えることができましたので、席数には余裕があります。既にお申込みになられた方も、ぜひお近くの方をお誘い合わせの上、ご参加いただけると幸いです。
多数のご参加をお待ちしております。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会では、 第10回大会を「主体的・対話的で深い学びと授業の ユニバーサルデザイン」というテーマで開催します。今回、講師にお招きする田村先生は、文部科学省初等中等教育局視学官として新学習指導要領のベースを形作った中心人物のお一人です。当日は「主体的、対話的で深い学び」の実現に向けた授業作りのあり方などをお話していただく予定です。また、実践発表では、「授業UD」について、実践に基づいた具体的な方策などを紹介します。多くのご参加お待ちしています。

平成30年6月9日(土) 13:00~16:20
会場:嘉島町民会館 熊本県上益城郡嘉島町上島545

日程
12:30 受付
13:00 開会行事
13:10 実践報告 下城 秀樹先生(御船中学校主幹教諭)
14:15 講演:田村学教授 「主体的・対話的で深い学びと ユニバーサルデザイン(仮)」
16:15 諸連絡
16:20 閉会

後 援:熊本県教育委員会  熊本県特別支援教育研究会
参加費:2000円
定 員:150人
その他:悪天候、災害等やむをえない事情の場合には中止することがあります。その場合はHPでお知らせします。
申し込み:150名を超えた分も当日受付いたします。
http://www.kokuchpro.com/event/359364f238f01a18f6614688a3934d70/

懇親会のお知らせ (上記の申し込みサイトから申し込みできます。)
場所:BOUCHE’S Cafe(ブーシーズカフェ) 【熊本市中央区上通町5ー10 桜井ビル2F】
時間:18:30~
参加費:4500円
定員:35人
※既に研究大会に申し込みをされた方の中で、懇親会にも参加したいという方がいましたら、担当の宮本 美哉に直接メールでその旨をお伝えください。
宮本 美哉 miyamiya4014@icloud.com

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会
事務局担当:ud_kumamoto@outlook.jp     宮本 美哉 090(1343)8591

研究大会後に懇親会を行うことになりましたので、最後に追加して詳細を載せております。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会では、 第10回大会を「主体的・対話的で深い学びと授業の ユニバーサルデザイン」というテーマで開催します。今回、講師にお招きする田村先生は、文部科学省初等中等教育局視学官として新学習指導要領のベースを形作った中心人物のお一人です。当日は「主体的、対話的で深い学び」の実現に向けた授業作りのあり方などをお話していただく予定です。また、実践発表では、「授業UD」について、実践に基づいた具体的な方策などを紹介します。多くのご参加お待ちしています。

 

平成30年6月9日(土) 13:00~16:20

会場:嘉島町民会館 熊本県上益城郡嘉島町上島545

 

日程

12:30 受付

13:00 開会行事

13:10 実践報告 下城 秀樹先生(御船中学校主幹教諭)

14:15 講演:田村学教授 「主体的・対話的で深い学びと ユニバーサルデザイン(仮)」

16:15 諸連絡

16:20 閉会

 

後 援:熊本県教育委員会  熊本県特別支援教育研究会

参加費:2000円

定 員:150人

その他:悪天候、災害等やむをえない事情の場合には中止することがあります。その場合はHPでお知らせします。

申し込み:http://www.kokuchpro.com/event/359364f238f01a18f6614688a3934d70/

チラシのダウンロード↓

第10回研究大会チラシ

 

懇親会のお知らせ (上記の申し込みサイトから申し込みできます。)

場所:BOUCHE’S Cafe(ブーシーズカフェ) 【熊本市中央区上通町5ー10 桜井ビル2F】

時間:18:30〜

参加費:4500円

定員:35人

※既に研究大会に申し込みをされた方の中で、懇親会にも参加したいという方がいましたら、担当の宮本 美哉に直接メールでその旨をお伝えください。

宮本 美哉 miyamiya4014@icloud.com

 

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会

事務局担当:ud_kumamoto@outlook.jp     宮本 美哉 090(1343)8591

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会では、 第10回大会を「主体的・対話的で深い学びと授業の ユニバーサルデザイン」というテーマで開催します。今回、講師にお招きする田村先生は、文部科学省初等中等教育局視学官として新学習指導要領のベースを形作った中心人物のお一人です。当日は「主体的、対話的で深い学び」の実現に向けた授業作りのあり方などをお話していただく予定です。また、実践発表では、「授業UD」について、実践に基づいた具体的な方策などを紹介します。多くのご参加お待ちしています。

 

平成30年6月9日(土) 13:00~16:20

会場:嘉島町民会館 熊本県上益城郡嘉島町上島545

 

日程

12:30 受付

13:00 開会行事

13:10 実践報告 下城 秀樹先生(御船中学校主幹教諭)

14:15 講演:田村学教授 「主体的・対話的で深い学びと ユニバーサルデザイン(仮)」

16:15 諸連絡

16:20 閉会

 

後 援:熊本県教育委員会 (申請中) 熊本県特別支援教育研究会

参加費:2000円

定 員:150人

その他:悪天候、災害等やむをえない事情の場合には中止することがあります。その場合はHPでお知らせします。

申し込み:http://www.kokuchpro.com/event/359364f238f01a18f6614688a3934d70/

チラシのダウンロード↓

第10回研究大会チラシ

問い合わせ :くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会

事務局担当 ud_kumamoto@outlook.jp 

宮本 美哉 090(1343)8591


                      御船中学校 教諭  山本 貴一
 「はい、今日の授業は〇ページから・・・」という導入を、以前は平気でやっていました。今考えると、何とも魅力を感じない、授業の始まりです。子どもの立場に立ってみると、「あー、また今日も先生のおしゃべりの始まりか・・・」と落胆したことでしょう。
 授業UDに出会って、私が最も変化したのは授業の「導入」です。これまでの自分の実践を振り返った時、どれだけ、一部の子どもたちと授業をやってきたことか。「全員参加の授業をしたい!」と考えた時、とにかく導入で、子どもたち全員をひきつけたいと思うようになりました。
 導入の工夫を色々試みました。私は中学校の社会科の教員です。単純に見せていたグラフや写真資料の一部を隠してみました。するとどうでしょう、隠すことで、一気に注目度が高まりました。いつもは見向きもしなかったA君の顔が上がっていました。そして、隠していた部分をじらしながら見せると「なんでそうなるの?」とつぶやきが聞こえてきました。視覚化の工夫がA君のつぶやきを導いたのです。私は、自分が魔法使いになったよう気持ちになりました。
 「ダウトクイズ」を取り入れました。子どもたちに、前の時間に学習したことの中に間違いを入れてクイズとして発表させました。すると、不思議です。私が一方的に説明するより、みんなはるかに集中して話を聞いていました。挙手が苦手なBさんがすっと手を上げました。発問の焦点化がBさんの挙手を導いたのです。私は、手品師になったような気分になりました。
 私は、授業UDに出会うまでは、「自分の説明で授業を何とかしよう」と考えていました。授業の主役は「自分」だと考えていたのです。しかしそれは、間違っていました。授業の主人公は子どもたちです。そしてその主人公である子どもたちが「謎解きの旅」にでかけるのが授業だと感じています。導入は謎解きの旅のほんの入り口です。
私たち教師は、魔法使いであり、手品師です。それも、自分が自己満足を得るための魔法使い、手品師ではなく、子どもたちを旅へ誘うそれらです。
 授業は「謎解きの旅」。私の旅(授業づくりの旅)も始まったばかりです。

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第15回目の学習会は、御船町立御船中学校の下城秀樹先生を講師に迎え、これまでの実践紹介と授業UDに欠かせない「教師のファシリテーション・スキル」について学びます。下城先生は第9回研究大会を行った御船中学校の研究主任として、授業UDを基盤とした「学び合い」の在り方について研究を深め、実践を重ねておられます。御船中学校での研究大会を終え、学びの多い学習会になると思います。多数のご参加をお待ちしています。

平成30年3月8日(木) 熊本市東部公民館

18:30 受付

19:00 開会

19:05 実践紹介と授業プレゼンテーション   御船中学校教諭  下城秀樹

20:35 質疑と協議

21:00 閉会

こくちーずでの申し込みはこちらから↓

http://www.kokuchpro.com/event/2285599ab3d5003bc609ee7a451b1331/

チラシのPDFデータ→第15回学習会

こくちーずQRコード

くまもと授業のユニバーサルデザイン研究会第9回研究大会が無事盛況に終わりました。

御船中の先生方の公開授業も、盛山先生の公開授業も、生徒がいきいきと学んでいました。

UDフォーラムでは、菊池哲平先生と下城秀樹先生から具体的な実践について学びました。

UDシンポジウムは礒部先生の進行のもと、桂先生、小貫先生、盛山先生から新学習指導要領と授業のユニバーサルデザインについて沢山のことを学びました。

これからの授業実践に役立つ学びがびっしり詰まった研究大会でした。

たくさんのご参加、ありがとうございました。

UDシンポジウムin御船 小貫 悟先生

UDシンポジウムin御船 桂聖先生

公開授業2 盛山先生による数学のj授業

UDフォーラム 菊池哲平先生&下城秀樹先生

公開授業1 下城秀樹先生(理科)

      UDフォントから考える「ユニバーサルデザイン」の意味

                           熊本大学 菊池哲平

 最近の大学の講義ではパワーポイントなどのスライドを使うことがほとんどです。私も大学講義だけでなく研修や講演などではパワーポイントを使用しています。視覚的な情報を提示しながらの方が言葉だけの説明よりも理解しやすくなることは言うまでもありません。
 先日、モリサワというフォントメーカーが「MORISAWA BIZ+」というサービスを始めました。ユニバーサルデザインフォント「BIZ UDフォント」を無償(ユーザー登録は必要)で提供するものです(詳しくはhttp://bizplus.morisawa.co.jpをご覧下さい)。このユニバーサルデザインフォントというのは、通常のフォントよりも視認性が高くなるように調整されていて、例えば濁点と半濁点の判別や、細い文字がくっきりみえるようになど、デザインが工夫されています。私もさっそくユーザー登録して、授業で使用するスライドのフォントをUDフォントに変更しました。
 さて、いつものように資料を配付してプロジェクターでスライドを映写しながら講義をしました。受講者は60名程度ですが、ほとんどの学生はこれまでと同じような反応でした。もちろんスライドのフォントが変わったことに気づいた学生も多かったようですが、中にはフォントが変わったこと自体に気づかなかった学生もいました。ところが授業の感想カードに「今日のスライドは見やすかった」「いつもは眼鏡をかけないと見えないが、今日は眼鏡なしでも見えた」という感想が3名ほど寄せられていて、“ああ、やっぱり効果があるんだなぁ”と感じました。
 ユニバーサルデザインでは、多数の人が意識しないまま使用しているものを、少数派の人たちにとって利用しやすいように調整していきます。UDフォントの例でいえば、ほとんどの人はこれまでのフォントとUDフォントのどちらを使っても同じように見えるのですが、ロービジョンの人にとってはUDフォントの方が見えやすいのです。したがって、ユニバーサルデザインの効果を感じ取ることができる人はどうしても少数派の人たちになってしまいます。
 ユニバーサルデザインは少数派にとって必要なものであるのに対し、大多数の人にとってはどちらでも良いというものであるため、結果的に費用対効果、すなわち“かけたコストに対してどれだけのメリットがあるのか”という議論に陥ってしまうことがあります。たしかにUDフォントを使用するためには、いくらか労力(コスト)がかかります。ユーザー登録してフォントをインストールしたり、授業のスライドを作り直したり・・・しかし、「この作業によって見えやすくなる人がいる」という視点を大事にすることこそが、ユニバーサルデザインの本質的な意味なのだと改めて感じたところです。 

        授業のユニバーサルデザインと個別支援
                   熊本市立日吉東小学校 井手尾美樹
 
 『授業のUDを頑張っていたら、行動面に困り感のある児童が落ち着いてきた』という経験はありませんか。それは偶然ではなく、授業のUD化を通して、学習面だけでなく、行動面が落ち着く理由(手立て)が授業の中にあったからだと言えます。普段の何気ない授業の中の、どの手立てや支援がその子の行動を変化させたのかがわかれば、「あの先生だったからうまくいった」という限定的な支援に終わらずに、有効な支援が確実に引き継がれていくことにつながっていくと思います。

 逆はどうでしょうか。ある児童の個別の目標を意識していることで、授業のUDを機能させていくこともあると思います。
 こんな子を想定してみます。
・自信のなさや失敗への恐怖が強く、時に攻撃的でトラブルになりやすい
・他者の意図を理解したり、自分の考えを相手に正しく伝えたりすることが難しい
・友だちとかかわり合うことが苦手で、自分の考えを言わない、言えない

<つけたい力>を
○自分の考えを伝えることができる・伝える方法を知る
○「失敗を怖がらなくても大丈夫」「間違いは失敗ではない」ということを知り、耐性をつける

<支援内容>を
●安心して話せる環境を整える
●支援や成功体験と組み合わせながら、チャレンジできる機会を作る
●「みんなと意見が違う」「問題を間違えた」等は、『自分だけでなく周りの友だちにも起きていること』ということを知る。周りの児童とも共有する。
●いろんな表現方法に触れ、自分が理解したり表現したりしやすい方略を自覚する
と立てるとします。

 一斉授業内で個別に配慮することも大切です。しかしその前にもう一度、その子の理解の程度を把握した上で、A児に発表の機会を与え、自分が言えそうなところまで、自分の言える言葉で書いたり言ったりさせて、その続きを友だちが発表する。
 集団にとっては「読み取る」活動になり、A児の表現を違う言葉で誰かが言い換えてくれたり図にしてくれたりすれば、その子は新しい表現方法を知ることができます。集団にとってもあらゆる表現方法で考えを広げたり、共有化できたりすることに繋がります。その子の考えが間違っていたとしても、誰かが「Aさんはこう考えたんだと思います」と言ってくれたら、間違いは間違いにならず、A児は考えることに主体的になり、授業に積極的に参加しようとすると思います。「自分はここで発表ができた」「自分の考えをもとにみんなが考えてくれた」という安心感や、失敗への抵抗感もぐっと減り、行動が落ち着いてくることは必然です。もちろん、学級にとっても、個々を受け入れる風土や互いをサポートする雰囲気、自分の良さを感じ、安心感のある学級になることは想像できます。

 個の視点から授業が変わる、生きた授業を作り上げていくことも大切なのではないでしょうか。

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